【新潟】収穫のあとを歩く
oct.2016
刈り取りあとの田んぼが、平野の広大さをより一層強調して見える。
新潟は広い。この雄大な景色が広がる場所で地元の人々と出会い、様々な話を聞くことは本当に楽しい。なにせ、上越、中越、下越のそれぞれが米どころだが、それぞれの個性があって、それぞれの想いが熱い。
刈り取りを終えた越後平野。
今も残る雁木通りが有名な城下町、上越高田は親鸞聖人ゆかりの「浄興寺」。
ここは寺院が密集する寺町界隈。
もちろん新潟は米や野菜だけではありません。食す郷土料理は海藻からつくられた「えご(恵胡)」
蜘蛛の糸のように広がる路線バスの発着場がある新潟駅は万代口。
対して新幹線口は清ました表情。
のどかな巻地区の循環バスは小回りばつぐん。
その商店街にはレトロな玩具や文具で町おこしをする人びとがいた。
冷えたの見れば、久しぶりに飲みたくなるよね。
「しらさぎ」や「とき」と言われてもJR東海ばかりの私たちには違いが分からない。何度来ても違う表情が垣間見える新潟の地は、やっぱり広い、広すぎる。とにかく、お疲れさまでした。
[文:瀬上昌子/写真:前田義生]