藤田美穂「本うるし仕上げ」の金継ぎ教室【予約制】
2017年12月2日(土)❶11時半- ❷15時半-
金継ぎとは、割れたり欠けたりした器を「うるし」で接着して金や銀で装飾して仕上げる、日本の伝統的な修復技術。単なる修理だけに終わらせず、継ぎ目を「景色」と称して趣を愉しむという、日本人らしい美学が詰まっています。
金継ぎには、天然の接着剤である「本うるし」を使った伝統的な手法と、この数年注目されている「新うるし」を使った現代版のカジュアルな手法があります。それぞれに特長があり、例えば、伝統的な手法で使う「本うるし」は世界一強い糊とも言われ、陶器磁器とは非常に相性が良い一方で、一工程進めるのに1週間~数週間かかるため、完成まで1カ月~数カ月かかります。
本ワークショップは、一番時間がかかる接着など基本的な作業は現代版のカジュアルな手法で行い、最後の装飾の工程を「本うるし」を使った伝統的な手法で行うことで、両方の良い面を合わせた手法を学ぶ、ワンデイワークショップです。
前回の様子→★
所要時間:3時間程度 各回 定員8名まで
1回目:11時半~満席 / 2回目:15時半~満席 ご予約ありがとうございました
参加費:5,500円+税(材料費、お茶と茶菓子付き)
最後の装飾の工程では、仕上げの色をお選びいただけます。【真鍮仕上げ / 錫仕上げ / 本金仕上げ / 本銀仕上げ / うるし仕上げ etc.】当日、それぞれの色合いを実際にご覧いただきます。 ※「本金粉」「本銀粉」をご希望の場合は、別途費用(目安 2,500円)がかかります。
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[ご予約]お電話かメールでお申し込みください。(お名前、席数、当日連絡のつく電話番号をお知らせ願います)
050-3344-1399 store@amco-cj.jp
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[当日の持ちもの]
◎金継ぎしたい器(陶器か磁器 / ガラスはできません)1~3個
【壊れている状態の目安:欠けている場合⇒ 小さな欠け(1~2センチ程度)が1~3カ所 / 割れている場合⇒ 2~3パーツに割れている】※器の大きさや種類、壊れている状態によっても異なりますので、あくまで目安になります。迷われた場合はいくつかお持ってきてちください。講師がご希望を伺いながら一緒に選びます。
◎エプロン
◎筆記具
◎器をお持ち帰り用の箱やタッパー / 洗濯バサミ×数個
→お持ち帰り時はまだ漆が乾いていません。包んで持ち運びができませんので箱やタッパーに直接固定して持ち帰ります。箱が入る大きめの袋や風呂敷があるとなおベストです。修復箇所の保護に洗濯バサミが役立つことが多いです。
[ ご注意 ]
*漆は個人差や体調により、かぶれる場合があります。こちらでも手袋をご用意して注意しながら進めていきますが、長袖を着用、髪ゴムやヘアバンドで髪が落ちないようにすることをおすすめします。なお、漆かぶれの医療補償等、責任は負いかねます。ご了承ください。
*器の状態や進行状況によって、時間内に終わらない可能性もあります。時間内に終わらない場合はやむ終えず宿題になります。
*金継ぎした器は漆器と同じ取扱いとなります。レンジや食洗器などへの利用、クレンザーでの洗浄はできなくなります。
*キャンセルは早めにご連絡いただけると助かります。申し訳ございませんが、2日前以降のキャンセルは材料費として1,500円いただいております。
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[教える人]
金継ぎ作家:藤田 美穂
金継ぎを、モダンアートを交えたようなより広い表現方法で提案。葉山在住 / 湘南や都内でのワークショップを中心に活動。2014、Espace Japon(パリ10区)での金継ぎ企画展に参加。
instagramアカウント:mihofujita